我々がタイムリープものを確実に好きになる7つの理由

タイムリープ物は素晴らしい。(訳:最近シュタゲ見たw)

 

 

少年少女の時代に一度は「時をかける少女」を視聴する。

 

次に僕たちは「なんて作品だ!」と心の中で叫んでた。

 

 

 

 

早速大それたタイトルに反してしまって申し訳ないのであるが、ここは論文を書くところじゃないので根拠もソースも一切無視してぼくの持論をワーッと述べていきたい。

 

 

Q.なんかそういうデータ(確実に好きになる理由)

      あるんですか?

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A.ないです。

 

 

 

 

 

  目次

①「めちゃめちゃになるから。」説

②「誰しもが過去に戻りたいという願望を持っているから。」説

③「どれだけタイムリープしても良い結果にならないというやり場のない運命を目にして途方に暮れたいから。」説

④「世界観を考察・研究するのが好きなやつ。」説

⑤「空想の過去/未来の描写が好き。」説

⑥「人間が未来に希望をもっているから。」説

⑦「運命に抗うキャラクターに惚れる。」説

 

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①「めちゃめちゃになるから。」説

 

過去に戻れるなんていうアホなことを題材にする作品は「主人公の今」を大きく変化させます。

例えば、「主人公が過去に戻ってとある友人関係をやり直して自分が望む交友関係を築く」タイムリープをする。

そうなると決まって今に戻ってきた主人公は改良された環境になっている。

 

ただし周りの友人は「改変前の現在」とは異なっており、改変した友人関係もグチャグチャになってる。

 

最高のパターンとしては、やり直す前の現在では仲の良かった古くからの友人が突然「お前はあの時俺達のことを裏切ったなぁ」なんて言ってきて、それは最悪な、身に覚えのない自分語りを挟んでくる。当然画面の前のぼくは「はっはw結局お前は友達付き合いがうまく行かない人生なんだよw」つって微笑む。最高によろしい。

 

つまり自体が収束したかと思えば実は依然として混沌なのであった。

 

そこで主人公は「このままじゃダメだ、別の原因を解決するためにまたタイムリープするしかねぇ」なんてやりだす。

混沌が更に加速して現在に戻ってきた主人公は更に絶望する。

「せっかく修復したはずの問題が別の箇所で違う形で結局起こっている。いったい何が悪いんだ…。」

 

そうなるとループのドツボにハマる様子がコメディーのように溢れてくる。画面はめちゃめちゃシリアスなのにぼくは笑ってしまう。

シリアスな笑いというやつ。

 

そっからの主人公の行動は作品によって違ってくる。

更に過去を改変しようとして狂気に満ちていくシーンも大好きだし、自分が犠牲になって他人の幸福を求めたり、改変した過去を改変してない最初の次元の物に戻していくのも悪くない。

 

とにかくめちゃくちゃな世界とハチャメチャなタイムリーパーが存在してくれたら僕たち視聴者は喜ぶ。みんなも好きでしょ。

 

 

 

 

 ②「誰しもが過去に戻りたい

     という願望を持っているから。」説

 

「もし高校時代に戻ったら○○ちゃんに告白してた。」

ぼくはこんな甘酸っぱい経験がないんですけど心当たりある方がいますね。

 

告白じゃないにしろ、人生って各々後悔してるポイントが1つや2つや3つどころじゃなくて考えだしたらn個存在してると思う。

ぼくなら中学三年生に戻る。高校受験前の自分にFPSのオンラインゲームやってないでほんとに勉強してって。ほんとに頼む、やったら受かるけどやらなかったらあなたは無理な人間なの、君は大学受験はうまくいくから高校受験も成功するから。って伝えに行く。でも正直今のぼくは高校受験勉強なんてやりたくないわ。

 

ただちょっとほんの些細な行動、例えば、落単した授業を受ける前のぼくに成り代わって「うん、この講義見るからに難しいから勝手に履修一覧から取り消しとこ。」くらいのものを実行したい。タイムパラドックスが起こらない程度の。

 

ある人は人生の大局的な決断を変えたいと思うだろうし、また別の人は昔の酷かった自分の振る舞いを少し正したいと思うかもしれない、最後の人は国立の大学受験に向かう電車の中で漏らしてしまった事実をすり替えようとしてその時代にリープすると思う。

 

 

そんなこんなで僕たちの願望をせめてフィクションの中では叶えてくれる。

現実世界の「IF」を友達と語り合うことが楽しいように、作品の中の「IF」をも同じように楽しんでいる。

 

 

 

 

 

 

 ③「どれだけタイムリープしても

     良い結果にならないという

        やり場のない運命を目にして

            途方に暮れたいから」説

 

これはちょっと①に似てるけどちょっと違う。

 

ぼくがこの項で主張したいのは、視聴者があー、やっぱ俺の人生もあそこで無茶したって今と変わんねぇだろうな」ってため息をつきたいってこと。

 

ぼくだって今の人生が最高だとは思ってないけど、理想の7~8割くらいの結果になったんじゃないかってホッとしたいわけ。

みんな大好きフロイト様の提唱した人間の防衛機制に合理化って項目があるのは有名な話なんだけど、自分の歴史を顧みて合理化させたいの。ぼくは今までそれなりに上手くやってきました、っていうね。

 

 

じゃあ世界の因果律の法則にしたがって考えたら、自分もこんな程度のもんになるわけだし、これからも今と同じように自分ペースの暮らしを続けていきてーわ。って感じで。

 

 

 

「世界観を考察・研究するのが好きなやつ」説

 

10人オタクを見たらそのうちの2人くらいはいるヤツ。

 

アニメを語る時に持ち出してくるのが「このアニメの世界観が~~~……」ってヤツ。

 

ぼくもタイムリープ物の世界観を深入りはしないけど考えたやつすげぇな、なるほどなーって納得するのが好き。

 

・ある作品では過去を変えると未来も変わる。

その中での未来は前にいた未来とは違うパラレルワールドだったり、連続した世界線が無理やり過去改変でネジ曲がった世界だったりする。

 

・別の作品では過去を変えても未来が変わらない。

世界の運命などという大きな存在が邪魔をしたり、元の次元のストーリーが自分が過去を改変していたことすら織り込み済みの物であったり。

 

 

作品ごとの製作者の解釈や展開の差異を巡って考察するのはちょっと楽しいと思う。

ちなみにぼくはこの記事を書くまでなんもこんなこと考えもしませんでした。

 

 

 

⑤「空想の過去/未来の描写が好き」説

 

ずっと過去に戻るパターンのタイムリープの魅力を語ってきたのですが、本テーマは「未来」が好きになる人のためのもの。

 

もちろんの話だけど「過去」の描写ノスタルジックな感傷を抱くことも多い。

昭和特有のあの”におい”がいかにもな感じで古臭く書かれている。

歴史の授業のテキストから学んだ時代固有の空気を追体験している。

 

実際に自分も体験したことなんてないケド、妙な親近感を覚えることが多い。

一体いつ自分がどこでホンモノの昭和の田舎の音だったり空気だったり味だったりを経験したことがあるんだというのか、体は全く知らないというのに妙な懐かしさがある。

「そんな時」を知らないのに勝手に「やっぱこの時が最高だったな~」なんて思い始める……。

 

 

 ところでここは「未来」について。

SF上の「未来」は「THE 未来」なのだ。

車はもちろん空を飛ぶし、人間にはICチップが埋め込まれてるし、端末機器の画面は空中に投影されてるし、ロボットがその辺でお役立ち活動を行っている。

まさに発展した世界である。

 

ただしそんな世界でも全てが便利かといえばやっぱりそうじゃない。

人々の争いは結局解決してないし、政府はデータによって人民を支配してるし、それに対抗したレジスタンスが存在してる。

未来には完成された完璧なタイムマシンがあってそれを利用して主人公の現在に介入してきた組織がある。

 

そんなSF大好きな僕らのために「THE未来」を夢見るのが楽しい。

 

 

⑥「人間が未来に希望をもっているから」説

 

 

 「それでも俺は明日が欲しい」

 

 

そう言った主人公がいる。ぼくもそう思う。

過去は変えられないというのは分かりきっているから今を変えて未来に期待したい。

 

そういう意味でSFでのタイムリープリアルな自分に啓発的なメッセージを送っているのかと思う。

過去を変えていく物語の主人公を見て、自分も今を変え、未来を変えようと努力したいのだ。

 

 

 

 

⑦「運命に抗うキャラクターに惚れる」説

 

大概、タイムリープしてるヤツはカッコいいです。

 

誰かのためにリープしたヤツはその中でも特に輝きます。

 

自分の身を切りながら世界だったり自分の好きな人だったりを守ろうとする。

 

何回もループして頑張って未来を変えようと努力する。ケド、どうしようもなかったり、どうにかなったり。

 

そんな登場人物を自然と好きになる人は多いハズ。ぼくも好き。

 

 

つまりまどマギはほむらちゃんが素敵ってこと。

 

でもぼくが一番好きなのは杏子ちゃん!!!!!

 

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 ーおわりー

 

 

 

 

ところで、少しでも共感したらぼくの就活を応援して欲しい。

就活無理すぎて無理~;;ってなったので逃避してこんなの書いてました。